カトゥーン「僕らの街で」のギターソロを分析
このコーナーではJ−POPの気になるギターソロに注目して曲を紹介しています。
第二回はカトゥーン「僕らの街で」 です。
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カトゥーン「僕らの街で」〔2006年12月7日発売〕
作曲 小田和正
ドラマ「たったひとつの恋」の主題歌でもあったカトゥーンの「僕らの街で」という曲ですがこの曲は小田和正が作曲ということで雰囲気がばりばり小田和正調ですね。
カトゥーンが歌ってはいますが歌い方もなぜか小田和正の歌を連想するような歌いっぷりです。
ちなみに小田和正というと、バックでセンスの良いカッティングを多用したバッキングが聞けますので小田和正のオリジナルを聞く際にはそちらもぜひ気にして聴いてみてください。
カトゥーン「僕らの街で」のイントロギターソロ
トニーマカパインの音作りを連想させるコーラスが掛かったような奥行きのある音でギターメロディを弾いています。イントロに限らずメインフレーズとして繰り返し演奏されています。
まずイントロで流れるギターソロですがたった3音〔スライド等装飾音含む〕しか弾いてません。〔ピッキング回数にして9〜10回〕
A→〔スライド〕B A→D A→〔スライド〕B
テクニック的には初級〜中級位ですがもの凄い説得力のあるギターソロです。コードトーンに必要な雰囲気を醸し出しつつ微妙に小技使ってます。
小技部分は3〜4音目を切らずに繋げて和音フレーズにしてるところです。これを繋げて和音で弾くかどうかでインパクトが大分違います。
弾いているギタリストは誰かはわかりませんがなかなか良い味を出します。参りました^^
曲終わりに4:08〜フェードアウトに向かってギターソロがありますが、これもセンスあるソロです。スケール内の音で的確に組み立ててますね。音色的には軽い感じなのでストラト系のシングルPUのフロントかな。
まさかカトゥーン「僕らの街で」にこんな良いソロがあったなんてね。カトゥーン好きの方^^ぜひチェックしてみてください!
ドラマ「たったひとつの恋」について‥
主題歌になっていたドラマ「たったひとつの恋」もなかなか良いラブストーリーでしたので良かったらどうぞ!
※再放送かDVD化になると思います。
ストーリーはジュエリー会社の社長〔父親〕を持つ白血病のお嬢様〔綾瀬はるか〕と会社の借金を抱えた船の修理工〔亀梨〕が恋をするという身分の違う男女が織り成す恋愛模様といいますか、よくあるロミオ&ジュリエット的な内容に仕上がっています。
ストーリー中にそれぞれが住む家に向けてライトを照らし合い確認するという身分の違いを上手く表したとても感動的なシーンもあります。
しかし一言言わせて頂くととても良いシーンなのですが実際には遠すぎてライト/光が見えねえよ!とツッコミたくなるくらい結構遠いです。主人公のマサイ族に迫る視力が気になるところです。ぜひそちらも気にしてみてください。
それとドラマ最終話手前で結構意外な展開になるのも身どころかな。ちょっとサスペンス的な感じになります^^