ギターでオリジナルビブラート
このコーナーではギタリストのテクニックのひとつビブラートに注目して深く解説していこうと思います。
ギタリストのビブラートは一聴して誰かわかる位、人によって個性が出るところですが、もし自分の中でこれだ!というオリジナルビブラートのやり方がないな〜と思う方はぜひ参考にしてみてください。
正解はひとそれぞれ音楽に対する感じ方によって違ってくると思うので数多くある中の1パータンだと思って自分の中に収納して頂けたらと思います。
ビブラートについて‥
個人的な意見としてはギターでのビブラートテクニックは泣きや悲哀を表現できてこそビブラートの神髄ではないかと思っています。ただ音を揺らすだけですが、感情が入る事でテクニックを超越した何かがあります。
そこで、数ある中の超絶泣き系ギタリストのビブラートを紹介していこうと思ったのですが、オリジナルビブラートということなので、ギタリストのビブラートという狭い範囲ではなくもっとマクロ的目線で見た他の楽器や歌手のビブラートなど広い目線でビブラートを紹介してみようと思います。
オリジナルビブラートの見つけ方/探し方
例えば、今まで聴いた曲の中で心に染みた曲を思い出してみてください。
ボーカル曲、インスト曲何でも良いと思います。
そこにはきっと誰かのビブラートが含まれています。
そのビブラートをギターでひたすら再現してみましょう。
違う楽器や声をギターで再現するにはかなり構造上に無理がある場合もありますが、気にせずがんばってみましょう。
その曲と一緒にジャムる感じでビブラートとメロディをコピーするのも良いと思います。
揺らし方、揺れ方、間、タメ方、長さ、強弱など‥聞き取れる部分や感じ取れる部分をマネしましょう。
もし再現できるようになったときにはオリジナルビブラートの他に泣き系の悲哀の表現能力&そのコードでのアプローチの仕方などもパワーアップしていると思います。
超絶技巧に走ることなくメロディをただ感情を込めて弾く気持ちよさをぜひ味わいましょう。
感情を思いのままギターに注ぎ込むことが出来れば無の境地に達するかもしれません。
ぜひ自分だけのオリジナルビブラートの世界を見つけましょう!
オリジナルビブラートを探す!
Kenny G - Song Bird
ソプラノサックス奏者のケニーGを参考にしてみる。
揺れ方はフワフワする感じビブラートよりはアーミング向きか!?
A. Dvorak- Silent woods (Yo-Yo Ma)
チェロ奏者ヨーヨーマのビブラートを参考にしてみる。
同じ弦楽器なので比較的マネしやすいかもしれませんが‥
ビブラートを聞かせるだけの揺れの深さはやっぱりすごい!
とりあえず参考までに挙げてみましたが、ピッキングの角度や倍音の出し方もビブラートを表現する上でかなり重要なテクニックになると思います。そちらの方もあれこれ試してみると面白いと思います。
ぜひ先入観を持たずいろいろなビブラートや心に染みる曲を聞いてギターで再現してみましょう!